この時期はパナソニック・ダイキン・三菱電機・富士通ゼネラルなど2020年モデルのエアコンが発表・発売がされ始めています。
冷房機能において、2019年モデルと比べて大きく違っている部分がある2020年モデルです。
冷房機能のどこが違っているのかお気づきの方はいらっしゃいますか。
それは、
です。
今回は、2020年モデルから明記されいるメーカーができている、高気温対応温度に関する記事です。
高気温対応温度に関するいろいろなこと
高気温対応温度とはいったいなんのこと?と思っている方もいらっしゃると思います。
まずは、高気温対応温度について説明をします。
高気温対応温度とは
外の気温が50度の時に室温をエアコンで何度まで下げることができるかの、何度までの部分が高気温対応温度になります。
2019年モデルには高気温対応温度の明記がなかった
2020年モデルからは高気温対応温度が明記されているといいました。つまり言い換えると、2019年のモデルまでは、パナソニック・三菱電機・ダイキン・富士通などどこのメーカーも高気温対応温度が明記されていなかったということになります。
一般家庭に付けるエアコンに限った話であり、業務用エアコンや天井カセットエアコンには2019年以前にも高気温対応温度が明記されていました。
2020年までの高気温対応温度の明記がなかった理由を考えてみました
冷房過負荷試験条件で乾球温度は43℃と定めています。JIS規格の目的は、故障せずに動くことです。エアコンが正常に運転さえすれば、利用者の快適性までは考慮されていないのです。
高気温対応を検査するためには、工数も費用も掛かります。その工数は販売価格に反映されてしまいます。そのため、これまでは検査をしていなかったと思われます。
天井カセットエアコンや施設などの業務用エアコンでは、外気温が50度を超えても運転ができるように設計がされています。
そして外気温が50度の時に、どこまで室温をエアコンで下げられるのかについて、性能が明記も保証もされています。
しかし、一般家庭に取り付けるエアコンには設定温度まで室温を下げるかの性能については、明記も保証もしていません。
2020年モデルから高気温対応温度が明記されたことで・・・
高気温対応温度が明記されたことで、得られるメリットがあります。
例えば、
- リモコンで設定した温度まで室温が下がらないのは故障ではないか?という問い合わせが減ること
- 数字で明記されることで絶対的な評価ができたこと
- セールスポイントができたこと
があげられるはずです。
設定温度を下げると真夏の暑い室温も下がる!と思っていませんか?
暑くてたまらない夏には涼しくなりたくて、エアコンをガンガンにかけて涼みたいですよね。
そんなときには、リモコンで設定温度を20度と低い温度を設定すると思います。
なのになぜか、室温がリモコンで設定した温度まで下がらないじゃない!これはエアコンが壊れたに違いない!と思い、修理をメーカーへ依頼しようと思うかもしれません。
もしエアコンの修理を依頼しても、おそらくその結果は故障ではないですと言われてしまう可能性が高いです。
それは、エアコン本体からは冷たい風が出ているからです。つまり、リモコンで設定した温度とは、エアコンから出ている風の温度なのです。
リモコンで設定した温度まで室温を下げるという意味ではない!ということになります。
でもそれが、2020年のモデルから、高気温対応温度を明記されたことにより、室温を何度まで下げられるのか数値として把握することができます。
数値で明記されることにより、
あるはずです。
高気温対応温度を明記しているメーカーはどこか
高気温対応温度が明記されているメーカーは2020年モデルの時点では以下のメーカーになります。
暑い夏をエアコンを使って快適な夏を過ごすためには、
がよいでしょう。
高気温対応温度が明記されているメーカーをリストアップします。メーカー名をクリックすると各商品がネット販売されている金額の一覧表の記事に飛べます。
です。
は2020年モデルで高気温対応温度が明記されていません。2021年のモデルでは明記がされるかもしれません。