2019年モデルの[CS-WX809C2]
と[CS-X809C2 | CS-809CX2]
の違いを説明します。
記事の内容
- 基本スペックの比較
- エアコン情報局の管理人考察
基本スペックの比較
サイズ、冷房と暖房の能力、期間消費電力量の、APF、省エネ達成率の数字を比較しています。
本体サイズの比較
室内機と室外機の物理的なサイズの違いからです。室外機のサイズは共通ですが、室内機のサイズはCS-X809C2よりもCS-WX809C2が10センチ広いです。
CS-X809C2 : 横幅799mm(約80センチ)
» 参考:2019年】パナソニック エアコン WXシリーズとXシリーズの違い
冷房能力の比較
CS-X809C2 : 0.5kw – 8.1kw
WXシリーズとXシリーズの冷房能力は同じですね。室内機の横幅が10センチ広いWXシリーズにカタログスペックでは表れないよいところがあります。
部屋が広ければ、ドアを開けたり閉めたり、人が多かったり、キッチンで料理したり・・・など、温度が上がったり下がったりすることが多々あります。都度、エアコンは温度を調整するのですが、WXシリーズの室内機は10センチ広いので、ファンの回転数を下げても十分な風量を得られるのです。Xシリーズも高性能ですが、さらに上をいく静かさがあります。
暖房能力の比較
室内機の幅が10センチ広いvのWXシリーズが、ピークパワーで0.5kw上がっています。8.0kwのエアコンに対して、暖房の能力は1.5倍の12.0kwまで出力が高められています。広い部屋で暖房の能力を少しでも高めるという結果が表れています。
CS-X809C2 : 0.4kw – 11.5kw
期間消費電力量の比較
10年間の電気代差分 46980円ほどWXシリーズがお得になります。が、1年だと4698円です。
CS-X809C2 : 2655kWh × 27円 × 10年 = 716850円
APFの比較
広い部屋の大きいサイズのエアコンでAPFの数字が6台は素晴らしいです。が、Xシリーズは5台に落ちました。
CS-X809C2 : 5.6
省エネ達成率の比較
ほぼ同じです。このクラスのエアコンは省エネ達成率の数字が130%を超えないと、選んでもらえません。部屋を冷やしたり温めたりする能力はXシリーズでも十分ですが、カタログスペックが124%。この数字で性能が低いと判断されてしまうため、WXシリーズがラインナップに必要になるんです。
CS-X809C2 : 124%
エアコン情報局の管理人考察
広い部屋に単一のルームエアコンを設置する場合、26畳用(8.0kw)が事実上の最大サイズです。これ以上大きい部屋になると、ハウジングエアコンとマルチエアコンを選びことが増えます。
広い部屋には、オープンキッチン、メゾネット、大型の液晶テレビ、大きな開放的な窓など、室温に影響を与えるものが多いです。23畳前後の部屋だとしても、部屋の四方が窓になっている場合は、カーテンを閉めても、真夏の日中だとパワー不足になることがあります。この場合は26畳用(8.0kw)のエアコンを設置しておくと安心です。