2019年モデルの[CS-WX639C2]
と[CS-X639C2 | CS-639CX2]
の違いを説明します。
記事の内容
- 基本スペックの比較
- 販売価格の考察
- エアコン情報局の管理人考察
基本スペックの比較
サイズ、冷房と暖房の能力、期間消費電力量の、APF、省エネ達成率の数字を比較しています。
本体サイズの比較
室内機と室外機の物理的なサイズの違いからです。室外機のサイズは共通ですが、室内機のサイズはCS-X639C2よりもCS-WX639C2が10センチ広いです。
CS-X639C2 : 横幅799mm(約80センチ)
» 参考:2019年】パナソニック エアコン WXシリーズとXシリーズの違い
冷房能力の比較
CS-X639C2 : 0.5kw – 6.4kw
冷房の能力は同じだから、WXシリーズとXシリーズは同じでしょと思いますよね。いえいえ、20畳用(6.3kw)のサイズになると、室内機の横幅が10センチ広いWXシリーズにカタログスペックでは表現できないいいところがあります。
部屋が広ければ、ドアを開けたり閉めたり、人が多かったり、キッチンで料理したり・・・など、温度が上がったり下がったりすることが多々あります。都度、エアコンは温度を調整するのですが、WXシリーズの室内機は10センチ広いので、ファンの回転数を下げても十分な風量を得られるのです。Xシリーズも高性能ですが、さらに上をいく静かさがあります。
暖房能力の比較
室内機の幅が10センチ広いvのWXシリーズが、ピークパワーで0.3kw上がっています。10センチの風量分でしょうけど、これも体感できるほどの差ではありません。
CS-X639C2 : 0.4kw – 11.5kw
期間消費電力量の比較
10年間の電気代差分 37530円ほどWXシリーズがお得になります。が、1年だと3753円です。
CS-X639C2 : 1891kWh × 27円 × 10年 = 510570円
APFの比較
広い部屋の大きいサイズのエアコンでAPFの数字が6台は素晴らしいです。
CS-X639C2 : 6.2
省エネ達成率の比較
ほぼ同じです。このクラスのエアコンは省エネ達成率の数字が130%を超えないと、選んでもらえません。部屋を冷やしたり温めたりする能力はXシリーズでも十分ですが、カタログスペックが124%。この数字で性能が低いと判断されてしまうため、WXシリーズがラインナップに必要になるんです。
CS-X639C2 : 124%
販売価格の考察
10年間の期間消費電力が約3.8万円です。CS-X639C2の価格に約3.8万円が上乗せされた価格になることが多いです。パナソニックの四半期決算に合わせて、住宅設備用エアコンのCS-639CX2
が楽天市場で超特価とか家電量販店よりも数万円程度、安く出回ることがあります。
エアコン情報局の管理人考察
18畳(5.6kw)と比べて、20畳(6.3kw)のエアコン価格がぐっと上がる傾向があります。そこで、WXシリーズは18畳(5.6kw)[CS-WX569C2]
の冷媒封入料が同じ1.64kgで、冷房の能力を制御プログラムで基準値に合わせています。ちなみに、暖房の能力はほぼ同じです。
エアコンは常に全開パワーで運転ではありませんので、吹き抜け・メゾネット・窓が多い・オープンキッチンなどシビアなコンディションがなければ、18畳(5.6kw)[CS-WX569C2]
で対応ができます。カタログにも15畳から23畳とカバー範囲が広いことからもわかります。
» 参考:【2019年】パナソニック エアコン CS-WX569C2 と CS-X569C2の違い
同じことはXシリーズにも言えます。が、18畳(5.6kw)[CS-X569C2]
と20畳(6.3kw)[CS-X639C2]
で、冷媒封入料が違いますし、18畳(5.6kw)[CS-X569C2]
で全開パワーに近い状態で運転させると電気代が高くなります。
室内機の回転数を下げて、安定運転ができるWXシリーズは快適ですので、オススメです。