2019年モデルの[CS-WX569C2]
と[CS-X569C2 | CS-569CX2]
の違いを説明します。
記事の内容
- 基本スペックの比較
- 販売価格の考察
- エアコン情報局の管理人考察
- 15畳から17畳の広さだったら、14畳(4.0kw)と18畳(5.6kw)はどちらがよい?
基本スペックの比較
サイズ、冷房と暖房の能力、期間消費電力量の、APF、省エネ達成率の数字を比較しています。
本体サイズの比較
室内機と室外機の物理的なサイズの違いからです。室外機のサイズは共通ですが、室内機のサイズはCS-X569C2よりもCS-WX569C2が10センチ広いです。
CS-X569C2 : 横幅799mm(約80センチ)
» 参考:2019年】パナソニック エアコン WXシリーズとXシリーズの違い
冷房能力の比較
冷房の能力は同じですね。設定温度までの立ち上がりの時間は短いです。理由は室内機の横幅が10センチ広い[CS-WX569C2]
が風量を稼げるから。なので、動作音を聞く時間を減らせるのですが、18畳だと両機種とも高性能なので差がわからないです。冷房の場合は、有り余る能力を制御プログラムで抑えている感じですし。
CS-X569C2 : 0.5kw – 5.7kw
暖房能力の比較
室内機の幅が10センチ広い[CS-WX569C2]
のWXシリーズが、ピークパワーで0.3kw上がっています。10センチの風量分でしょうけど、これも体感できるほどの差ではありません。
CS-X569C2 : 0.4kw – 11.5kw
期間消費電力量の比較
10年間の電気代差分 18900円ほどWXシリーズがお得になります。が、1年だと1890円なのでほぼ同じですね。
CS-X569C2 : 1605kWh × 27円 × 10年 = 433350円
APFの比較
広い部屋の大きいサイズのエアコンでAPFの数字が6台はすばらしいです。2018年モデルのローコストモデルのFシリーズ[CS-F568C2]は5.0です。
CS-X569C2 : 6.5
省エネ達成率の比較
ほぼ同じです。このクラスのエアコンは省エネ達成率の数字が130%を超えないと、選んでもらえません。競合他社の販売員に省エネ効率の数字が低いことを指摘されて簡単にひっくり返されてしまいます。なので、130%以上は必須の指標とされています。
CS-X569C2 : 130%
販売価格の考察
10年間の期間消費電力が約1.9万円です。CS-X569C2の価格に約1.9万円が上乗せされた価格になることが多いです。パナソニックの四半期決算に合わせて、住宅設備用エアコンのCS-569CX2
が楽天市場で超特価とか家電量販店よりも数万円程度、安く出回ることがあります。
エアコン情報局の管理人考察
結論から先に書いてしまいますが、18畳(5.6kw)のフラグシップモデルは、Xシリーズの[CS-X569C2]
のバランスが素晴らしいです。販売台数が多いボリュームゾーンで戦えるようなシナリオがあります。
生産ラインの効率化のため、WXシリーズには冷媒封入量を1.64kgで統一しているののでオーバースペック。[CS-WX569C2]
競合他社よりもあえて高めの値段設定をします。が、[CS-X569C2]
の価格を相対的に下げてお買い得をアピールします。
さらに、禁じ手に近いですが、[CS-X409C2]
の冷房能力(0.5kw – 5.4kw)、暖房の能力(0.4kw – 11.5kw)が同じなんです。なので、15畳から17畳の広さだった場合、18畳(5.6kw)の値段で折り合わなかった場合、[CS-X409C2]
で吸収できます。
» 参考:【2019年】パナソニック エアコン CS-WX409C2 と CS-X409C2の違い
取り付けした後も、利用してパワーが不足していることも感じさせず、満足度を得ることができるところまで配慮されています。
15畳から17畳の広さだったら、14畳(4.0kw)と18畳(5.6kw)はどちらがよい?
パナソニック エアコン エオリアのWXシリーズとXシリーズだったら、14畳(4.0kw)を使っても十分対応できます。ただし、Xシリーズの14畳(18畳)には電圧が100Vと200Vの機種があります。100Vは厳しいので200Vの機種を選んでくださいね。
» 参考:【2019年】パナソニック Xシリーズ CS-X409C と CS-X409C2の違い
最後になりますが、他社メーカー、他シリーズでは同じルールが当てはまりませんので、それぞれ比較が必要です。